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筋トレ中の脂質の取り方|数か月後の体づくりに差が出る油の使い分け

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筋トレ中の脂質の取り方を考えながらオリーブオイルや魚、卵を並べている女性トレーニー

筋トレ中の脂質は、ただ減らせばいいわけではありません。

もちろん、脂質はカロリーが高い栄養素です。摂りすぎれば体脂肪が増えやすくなります。だからといって、怖がって減らしすぎると、食事の満足感が落ちたり、体づくりに必要な材料が不足したりすることもあります。

タンパク質は意識している。プロテインも飲んでいる。トレーニングも続けている。けれど、思ったほど体が変わらない。

そんなときに見直したいのが、毎日の脂質の使い方です。

オメガ3、オリーブオイル、動物性脂質、MCTオイル。名前はよく聞くけれど、結局どれを、どのくらい、どう使えばいいのか。ここで迷う人は多いはずです。

この記事では、筋トレ中の脂質の取り方を、難しい栄養学ではなく「今日の食事にどう落とし込むか」まで整理します。

脂質は敵ではありません。役割ごとに使い分ければ、数か月後の体づくりに差が出る食事設計になります。

この記事で分かること

  • 筋トレ中に脂質をどのくらい摂ればいいか
  • オメガ3・オリーブオイル・動物性脂質の使い分け
  • 1週間で無理なく脂質バランスを整える方法
  • いわしのオリーブオイルコンフィのような実践レシピ例

先に実践例を見たい方は、1週間の脂質メニュー例へジャンプしてください。

ちっぺい
ちっぺい

昔は自分も「脂質=なるべく減らすもの」くらいに考えていました。でも、鶏むね肉とプロテインだけに寄せすぎると、食事がつまらなくなるんですよね。今はオリーブオイル、魚、卵、肉の脂をうまく分けて使うほうが、長く続けやすいと感じています。


筋トレ中に脂質は必要?減らしすぎると体づくりが進みにくい理由

結論からいうと、筋トレ中でも脂質は必要です。

脂質は、体を動かすエネルギーになるだけでなく、ホルモンや細胞の材料にもなる栄養素です。筋肉を育てるためにはタンパク質が大事ですが、そのタンパク質を活かす体の土台を整えるうえで、脂質も欠かせません。

特に減量中は、脂質を極端に減らしたくなることがあります。

たしかに、脂質は1gあたり9kcalあるので、摂りすぎればカロリーオーバーにつながります。ただ、脂質を減らしすぎると、食事の満足感が落ちやすくなり、空腹感が強くなったり、食事管理が続きにくくなったりするんですよね。

大事なのは、脂質をゼロにすることではありません。

量を見ながら、種類を選んで、使い方を整えることです。

たとえば、揚げ物で脂質を増やすのと、サバやオリーブオイルから脂質を取るのでは、食事全体の意味が変わります。同じ「脂質」でも、どこから取るかで体への使われ方や食事の満足感は変わってきます。

筋トレ中の脂質は、敵にするよりも「設計する」くらいの感覚がちょうどいいです。

ちっぺい
ちっぺい

脂質を減らしすぎると、食事が一気に修行っぽくなるんですよね。鶏むね、白米、ブロッコリーだけでも体づくりはできますが、ずっと続けるのはけっこう大変です。卵や魚、オリーブオイルをうまく使うと、食事の満足感がかなり変わります。


筋トレにおすすめの油はどれ?まずは3タイプで考えると迷わない

筋トレ中の脂質は、1種類だけを正解にしなくてOKです。

オメガ3が良い、オリーブオイルが良い、動物性脂質は良いのか悪いのか。いろいろな情報がありますが、最初から細かく考えすぎると迷いやすくなります。

まずは、脂質を次の3タイプに分けて考えると分かりやすいです。

脂質タイプ代表例主な役割使い方
魚系脂質サバ・鮭・EPA/DHA回復・コンディション魚を食べる。足りない日はサプリで補う
植物性脂質オリーブオイル・ナッツ日常の調理油・抗酸化炒め物・サラダ・後がけに使う
動物性脂質卵・肉・バター・ラードホルモン材料・満足感ゼロにしすぎず、摂りすぎないように使う

で、どうすればいいか。

迷ったら、まずは 「魚系を足す・調理油をオリーブオイル寄りにする・動物性脂質をゼロにしない」 でOKです。

脂質は、単体で考えるよりも組み合わせて考えるほうが実践しやすくなります。

特に推したいのが、オリーブオイルとオメガ3の役割の違いです。

オリーブオイルは、血流をサポートして、筋肉に栄養を届ける土台を整える脂質。オメガ3は、筋タンパク質合成の反応をサポートし、食べたタンパク質を体づくりに活かしやすくする脂質。

ざっくり言うと、次の3つです。

🫒
オリーブオイル
筋肉に栄養を届ける脂質
血流をサポートし、食事から摂った栄養を筋肉へ届ける土台を整える。
🐟
オメガ3
筋肉を作る反応を支える脂質
魚に多く含まれ、筋タンパク質合成やコンディションづくりを支える。
🥩
動物性脂質
ホルモンの土台を支える脂質
卵・肉・魚などから適量を取り、減らしすぎないことで食事の満足感も支える。

というイメージです。

どちらか一方だけで考えるより、「届ける脂質」「作る反応を支える脂質」「ホルモンの土台を支える脂質」を組み合わせる。ここが、筋トレ中の脂質設計でかなり大事なポイントです。

特に動物性脂質は、テストステロンやホルモンバランスの話とつながりやすい脂質です。ただし「食べればテストステロンが爆上がりする」という話ではなく、ホルモンを作る材料のひとつとして、減らしすぎないことが大事という考え方です。

この3つの役割を並べておくと、脂質を1種類だけで考えるより、オリーブオイル・オメガ3・動物性脂質をバランスよく使うという使い方ができます。筋トレ中の脂質は、どれか1つを正解にするより、役割ごとに組み合わせるほうが実践しやすいです。

たとえば、魚をまったく食べない人はオメガ3を意識する。サラダ油ばかり使っている人は、オリーブオイルや米油に寄せる。鶏むね肉ばかりで食事がつらい人は、卵や肉の脂も適度に使う。

このように、自分の食事で抜けている脂質を少しずつ足していくイメージです。

ちっぺい
ちっぺい

自分は「油を全部オリーブオイルにしよう」と考えた時期もありました。でも実際は、魚の日もあれば肉の日もあるし、外食もあります。だから今は、1日単位より1週間単位で「偏りすぎてないか」を見るほうが現実的だと感じています。


脂質は1日にどのくらい摂ればいい?摂りすぎ・減らしすぎを避ける目安

脂質の量は、目的によって変わります。

ただ、最初から細かく計算しすぎる必要はありません。まずは、PFCバランスの中で「脂質がどのくらいの位置にあるか」をざっくり把握しておくと、食事の組み立てがかなり楽になります。

PFCとは、以下の3つの栄養素のバランスです。

  • P:タンパク質
  • F:脂質
  • C:炭水化物

筋トレ中はタンパク質ばかりに目が行きがちですが、脂質と炭水化物のバランスも大事です。脂質を減らしすぎると食事が続きにくくなり、増やしすぎるとカロリーオーバーしやすくなります。

目的別PFCバランスの目安

下の表は、目的別のざっくりしたPFCバランスのイメージです。絶対的な正解ではありませんが、「脂質をどのくらいに置くか」を考える目安になります。

筋肥大
P 30%
F 25%
C 45%
減量
P 35%
F 20%
C 45%
維持・健康
P 25%
F 25%
C 50%

※数値はあくまで目安です。体重・活動量・トレーニング量・減量ペースによって変わります。

ざっくり考えるなら、筋トレ中の脂質は 全体の20〜25%前後 をひとつの目安にすると分かりやすいです。

減量中はやや控えめにする。筋肥大中は減らしすぎない。維持や健康目的なら、極端に削らずバランスを見る。このくらいの考え方でOKです。

ただし、ここで注意したいのは「良い脂質ならいくらでも摂っていい」わけではないことです。

オリーブオイルもナッツもサバも、体にうれしい脂質を含みます。でも、脂質は1gあたり9kcalあります。小さじ1杯の油でも、意外とカロリーはあります。

さらに、肉・卵・魚にも脂質は含まれています。そこにオイルやナッツを足しすぎると、知らないうちに脂質が多くなることもあります。

で、どうすればいいか。

筋トレ中の脂質は、だいたい全体の20〜25%前後を目安にしつつ、減量中はやや控えめ、筋肥大中は減らしすぎないくらいで考えると分かりやすいです。

後半では、オメガ3・オリーブオイル・動物性脂質を1週間でどう組み合わせるか、具体例も紹介します。先に見たい方は、1週間の脂質メニュー例へジャンプしてください。

ちっぺい
ちっぺい

ナッツって「体に良いおやつ」感があるんですが、気づいたらけっこう食べてるんですよね(笑)オリーブオイルも同じで、良い油でも使いすぎれば普通にカロリーは増えます。だから自分は、後がけするときも小さじ1くらいからにしています。


調理油を変えるなら何がいい?オリーブオイルを使うだけでも食事は整う

脂質の取り方を変えるなら、まず見直しやすいのが調理油です。

毎日の料理で使う油は、少量でも積み重なります。だからこそ、普段なんとなく使っている油を変えるだけでも、食事全体の脂質バランスは整えやすくなります。

特に筋トレ中に使いやすいのが、オリーブオイルです。

オリーブオイルには、オレイン酸という脂肪酸が多く含まれています。さらにエクストラバージンオリーブオイルには、ポリフェノールなどの成分も含まれています。難しく考えすぎなくても、まずは「普段の油を少し良いものに変える」という入口として使いやすいんですよね。

ただし、すべての料理を高価なエクストラバージンオリーブオイルにする必要はありません。

使い分けとしては、こんな感じで十分です。

  • サラダ・豆腐・納豆への後がけ:エクストラバージンオリーブオイル
  • 炒め物・焼き物:ピュアオリーブオイル、米油など
  • 揚げ物:頻度を増やしすぎない。高温調理向きの油を使う

大事なのは、「体に良い油だからたくさん使う」ではなく、今までの油を少しずつ置き換えることです。

たとえば、朝の納豆に小さじ1のオリーブオイルを足す。鶏むね肉を焼いたあとに少しだけ後がけする。サラダのドレッシングを、オリーブオイルと塩、レモンに変える。

このくらいなら、今日からでも始めやすいはずです。

より詳しくオリーブオイルの選び方や使い方を知りたい方は、こちらの記事でも詳しくまとめています。

➡️ オリーブオイル×筋トレ|血流と抗酸化でポンプ効率を上げる最強油

ちっぺい
ちっぺい

自分は、全部をオリーブオイルに変えるというより「後がけ用」として使うことが多いです。納豆、サラダ、焼いた鶏肉、味噌汁あたりに少し足す感じですね。高いオイルをガバガバ使うより、ここぞというところで使うほうが続けやすいです。


オメガ3は筋トレ民に必要?魚を食べない人ほど意識したい脂質

筋トレ中の食事は、気づくと肉・卵・プロテインに寄りやすいです。

もちろん、タンパク質をしっかり摂ることは大事です。ただ、鶏むね肉、卵、プロテインが中心になると、魚から取れる脂質が少なくなりやすいんですよね。

そこで意識したいのが、オメガ3です。

オメガ3は、サバ・イワシ・鮭などの魚に多く含まれる脂質です。EPAやDHAという名前で聞いたことがある人も多いと思います。

筋トレ目線で考えるなら、オメガ3は「コンディションを整える脂質」として考えると分かりやすいです。

取り入れ方は、難しくありません。

  • サバ缶を週に数回使う
  • 焼き鮭を朝食や夕食に入れる
  • イワシ缶・サンマ缶を活用する
  • 魚が苦手ならフィッシュオイルサプリを検討する

毎日完璧に魚を食べる必要はありません。まずは、1週間の中で魚の日を2〜3回作るくらいでも十分スタートになります。

特にサバ缶は、筋トレ民にとってかなり使いやすい食材です。タンパク質も取れて、オメガ3も取れる。ご飯にも合う。料理が面倒な日でも使いやすい。地味ですが、かなり優秀です。

魚がどうしても苦手な人や、出張・外食が多くて魚を食べる機会が少ない人は、フィッシュオイルサプリを補助として使うのも選択肢になります。

ただし、サプリはあくまで補助です。まずは食事で魚を入れられないか考えて、そのうえで足りない部分をサプリで補う。この順番が自然です。

オメガ3については、こちらの記事で筋トレ目線から詳しく解説しています。

➡️ プロテインだけじゃ足りない?筋肥大を加速するオメガ3の効果と正しい摂り方

ちっぺい
ちっぺい

魚って、意識しないと本当に食べなくなるんですよね。自分も肉と卵とプロテインに寄りがちなので、サバ缶はかなり助かっています。缶詰なら保存もできるし、疲れている日でも開けるだけ。筋トレ民の非常食としても優秀だと思います。


動物性脂質は悪い?筋トレ中はゼロにしすぎない考え方も大事

動物性脂質は、摂りすぎには注意したい脂質です。

ただし、完全に悪者にしてゼロを目指す必要はありません。

筋トレ中は、鶏むね肉やささみのような低脂質な食材がよく使われます。これはこれで、とても優秀です。タンパク質を取りやすく、脂質を抑えやすいので、減量中には特に助かります。

でも、毎日ずっと鶏むね肉だけだと、食事がしんどくなることもあります。

食事がつらくなると、続きません。続かない食事管理は、どれだけ理論的に正しくても現実的ではないんですよね。

だから、たまには皮付きの鶏もも肉や豚バラ肉を食べてもOKです。

もちろん、毎日大量に食べるという意味ではありません。大事なのは、食事全体の中で量を見ながら使うことです。

たとえば、こんな考え方です。

  • 普段は鶏むね肉や赤身肉を中心にする
  • 疲れている日や満足感がほしい日は、鶏もも肉を使う
  • 豚バラを食べる日は、他の油やナッツを控えめにする
  • 卵や肉の脂も、食事全体の脂質としてカウントする

動物性脂質は、食事の満足感にもつながります。脂質を完全に避けようとすると、食事が淡白になりすぎて、逆に反動が出ることもあります。

筋トレ中の食事は、続いてこそ意味があります。

その意味では、動物性脂質は「避けるもの」ではなく、「量を見ながら使うもの」と考えた方が現実的です。

また、動物性脂質はホルモンバランスとも関係します。テストステロンを含むホルモンは、脂質とまったく無関係ではありません。だからこそ、筋トレ中に脂質を極端に削りすぎるより、卵・肉・魚などから適量を取る考え方が大事になります。

ただし、ここでも大切なのは「たくさん食べれば良い」ではなく「減らしすぎない」ことです。

ラードや動物性脂質については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

➡️ ラードはNG?動物性脂質で筋トレが変わる|ホルモンバランスの整え方

ちっぺい
ちっぺい

皮付きの鶏もも肉とか豚バラって、やっぱりおいしいんですよね(笑)もちろん食べすぎは注意ですが、「絶対ダメ」と決めると食事がきつくなります。自分は、脂の多い肉を食べる日はナッツやオイルを控えめにして、全体で調整するようにしています。


MCTオイルは筋トレに使える?朝や減量中のエネルギー補助として考える

MCTオイルは、筋トレ民にも使いやすい脂質のひとつです。

ただし、最初に言っておくと、MCTオイルは必須ではありません。

オメガ3やオリーブオイル、卵・肉・魚などの基本的な脂質を整えたうえで、必要な人が補助的に使うもの。これくらいの位置づけで考えると、かなり扱いやすくなります。

MCTオイルは、中鎖脂肪酸を含むオイルです。一般的な油よりもエネルギーとして使われやすい特徴があるため、朝や減量中のエネルギー補助として使われることがあります。

たとえば、こんな使い方です。

  • 朝のコーヒーに少量入れる
  • ヨーグルトに小さじ1足す
  • 糖質を控えめにしている日のエネルギー補助にする
  • 空腹感が強いときの食事サポートに使う

ただし、いきなり多く使うのはおすすめしません。

MCTオイルは人によって胃腸に合わないことがあります。最初から大さじ1杯などで始めると、お腹がゆるくなる人もいます。使うなら、まずは小さじ1杯くらいから様子を見るのが安全です。

また、MCTオイルも脂質です。エネルギーになりやすいとはいえ、カロリーがないわけではありません。

「MCTオイルを足した分、他の油を少し控える」くらいの感覚で使うと、脂質全体のバランスが崩れにくくなります。

ちっぺい
ちっぺい

MCTオイルって、なんとなく痩せる油みたいに見えがちですが、普通にカロリーはあります。自分なら、まずはオリーブオイルや魚を整えて、それでも朝のエネルギー補助がほしいときに少量使う感じにします。いきなりドバドバ入れるのはちょっと怖いですね。


1週間の脂質メニュー例|オメガ3・オリーブオイル・動物性脂質をどう組み合わせる?

ここからは、実際に1週間の食事にどう取り入れるを見ていきます。

ここまで読んで、「理屈は分かったけど、実際どう食べればいいの?」と思った人もいるはずです。

脂質は、1日単位で完璧に整えようとすると大変です。魚を毎日食べる、毎食オリーブオイルを使う、動物性脂質を完全に管理する。これを最初からやろうとすると、たぶん続きません。

おすすめは、1週間単位でざっくり見ることです。

魚系脂質の日、オリーブオイルを使う日、動物性脂質をうまく使う日。このように分けて考えると、無理なくバランスを取りやすくなります。

曜日意識する脂質食事例
オリーブオイル鶏肉+野菜炒めをオリーブオイルまたは米油で作る
オメガ3サバ缶・鮭・イワシを食事に入れる
動物性脂質卵・肉を使い、追加の油は控えめにする
オリーブオイルサラダ・豆腐・納豆に少量後がけする
オメガ3魚料理、難しければフィッシュオイルを検討
バランス日外食なら揚げ物を毎回にしない
調整日食べすぎた脂質を少し控えて整える

で、どうすればいいか。

毎日完璧にするより、1週間で魚系・植物性・動物性脂質が偏りすぎないように整えればOKです。

たとえば、肉中心の日が続いたなら、次の日はサバ缶や鮭を入れる。外食で揚げ物を食べたなら、翌日は後がけオイルやナッツを控えめにする。このくらいの調整で十分です。

実践レシピ案|いわしのオリーブオイルコンフィ

脂質を組み合わせる例として使いやすいのが、いわしのオリーブオイルコンフィです。

いわしにはオメガ3、オリーブオイルにはオレイン酸やポリフェノールが含まれます。つまり、1つの料理で魚系脂質と植物性脂質を同時に取りやすいんですよね。

狙い

  • いわし:オメガ3(EPA・DHA)を含む魚系脂質
  • オリーブオイル:オレイン酸・ポリフェノールを含む植物性脂質
  • にんにく・ハーブ・塩:味付けをシンプルにして、余計な調味料を増やさない

たとえば、いわしをオリーブオイルで低温調理するコンフィなら、魚系脂質と植物性脂質を1皿でまとめて取れます。サバ缶だけ、オリーブオイルだけと単体で考えるより、「組み合わせる」と食事の満足感も上がります。

簡単な作り方メモ

  1. いわしに軽く塩を振る
  2. 小鍋にいわし・オリーブオイル・にんにく・ハーブを入れる
  3. 弱火でじっくり火を通す
  4. そのまま副菜、サラダ、パン、玄米ごはんに合わせる

注意点として、オリーブオイルを全部飲む必要はありません。油まで全部食べようとすると、カロリーが増えすぎることがあります。

減量中なら油の量を控えめにして、食べる分だけ使う。このくらいの調整でOKです。

派生レシピ案

  • サバ缶+オリーブオイル+レモン
  • 鮭のオリーブオイル焼き
  • 卵+オリーブオイル+納豆
  • 鶏むね肉+オリーブオイル+アボカド
ちっぺい
ちっぺい

いわしのコンフィみたいな料理は、脂質の勉強をそのまま皿にした感じで面白いですね。魚の脂とオリーブオイルを一緒に取れるので、「脂質を組み合わせる」感覚がかなり分かりやすいです。


目的別の脂質の選び方|筋肥大・減量・回復で優先する油は変わる

脂質の選び方は、目的によって少し変わります。

筋肥大したい人、減量したい人、回復を優先したい人、食事を続けやすくしたい人。目的が違えば、優先したい脂質も変わります。

目的優先したい脂質実践例
筋肥大オメガ3+オリーブオイル+動物性脂質卵・肉・オリーブオイルを食事に入れる
減量オメガ3+少量の良質脂質魚・ナッツ・オリーブオイルを使いすぎない範囲で
回復オメガ3サバ缶・鮭・EPA/DHAを意識する
食事継続動物性脂質を少量鶏むねだけにしすぎず、卵や肉も使う
朝のエネルギーMCTオイルコーヒーやヨーグルトに少量足す

筋肥大を狙うなら、脂質を削りすぎないことが大事です。タンパク質と炭水化物をしっかり取りつつ、卵・肉・魚・オリーブオイルなどから適度に脂質を入れると、食事の満足感も上がります。

特にオメガ3は、筋肉を作る反応を支える脂質として意識したいところです。オリーブオイルで栄養を届ける土台を整え、オメガ3で筋合成の反応を支え、動物性脂質でホルモンの土台を支える。筋肥大では、この3つをバランスよく使う考え方がかなり相性いいです。

減量中は、脂質の量に注意したいところです。ただし、減らしすぎると食事がつらくなります。サバや鮭などの魚系脂質を入れながら、ナッツやオイルは少量にする。これくらいが現実的です。

回復を意識したいなら、オメガ3を優先したいところです。魚を食べる日を増やしたり、難しい場合はフィッシュオイルを補助的に使ったりすると、食事設計がしやすくなります。

食事継続が目的なら、動物性脂質を完全に避けすぎないことも大事です。鶏むね肉だけでつらくなるなら、鶏もも肉や卵を使って満足感を出す。長く続けるには、こういう逃げ道も必要です。

朝のエネルギー補助としては、MCTオイルも選択肢になります。ただし、まずは基本の食事を整えてからで十分です。

ちっぺい
ちっぺい

目的別に考えると、脂質ってかなり使い分けしやすくなりますね。増量期は少し余裕を持たせる、減量期は使いすぎない、回復を意識したいときは魚を入れる。こう考えると、「脂質=悪」ではなく、かなり便利な調整レバーだと思います。


脂質サプリは必要?食事で足りない部分だけ補うのが基本

脂質サプリは、うまく使えば便利です。

ただし、最初からサプリに頼る必要はありません。まずは食事で整える。そのうえで、どうしても足りない部分をサプリで補う。この順番が基本です。

たとえば、魚をほとんど食べない人なら、フィッシュオイルサプリは選択肢になります。

出張が多い、魚料理が苦手、家族の食事と合わせづらい。こういう場合、毎週きっちり魚を食べるのは意外と大変です。そんなときに、EPA・DHAを補う目的でフィッシュオイルを使うのは現実的です。

一方で、MCTオイルは朝や減量中のエネルギー補助として使いやすいサプリ的な油です。ただし、どちらも「飲めば体が変わる魔法の脂質」ではありません。

脂質サプリを使うなら、次のように考えると失敗しにくいです。

  • 魚を食べない日が多い → フィッシュオイルを検討
  • 朝のエネルギーが足りない → MCTオイルを少量から試す
  • 料理でオリーブオイルを使える → まずは食事で整える
  • すでに油やナッツを多く取っている → サプリを足す前に全体量を確認する

サプリは、食事の穴を埋めるための補助です。

プロテインも同じですが、「食事の代わり」ではなく「足りない分を補うもの」と考えると、使い方を間違えにくくなります。

脂質サプリについては、今後フィッシュオイル・MCTオイル・CLAなどを比較する記事につなげると、この記事からの導線も作りやすくなります。

ちっぺい
ちっぺい

サプリって便利なんですが、増やしすぎると何を飲んでるのか分からなくなるんですよね(笑)自分なら、まずは魚・卵・肉・オリーブオイルで整えて、それでも足りないところだけサプリで補う感じにします。


脂質の摂り方で注意したいこと|良い油でも摂りすぎれば太る

ここまで、筋トレ中に使いやすい脂質を紹介してきました。

ただし、最後にかなり大事な注意点があります。

良い油でも、摂りすぎれば普通にカロリーオーバーします。

オリーブオイルも、ナッツも、サバも、MCTオイルも、体にうれしい面があります。でも、脂質である以上、カロリーはあります。

特に注意したいのは、次の5つです。

良い油でも「足せば足すほど良い」わけではない

オリーブオイルは便利ですが、毎食たっぷりかけると脂質量はすぐ増えます。

後がけするなら、まずは小さじ1くらいからで十分です。味や満足感を見ながら、必要な分だけ使いましょう。

揚げ物で脂質を増やすのは別問題

脂質を取ることと、揚げ物を増やすことは別です。

筋トレ中に脂質が必要だからといって、唐揚げやポテトを増やせばいいわけではありません。揚げ物はおいしいですが、油の量が一気に増えやすいので、頻度を見ながら楽しむくらいが現実的です。

ナッツは食べすぎやすい

ナッツは良質な脂質を含む便利な食材です。

ただ、食べ始めると止まりにくいのが弱点です。袋のまま食べると、気づいたらかなりの量になっていることもあります。

食べるなら、小皿に出す。小分けパックを使う。最初から量を決める。このあたりを意識しておくと安心です。

MCTオイルは胃腸に合わない人もいる

MCTオイルは、いきなり多く使うとお腹がゆるくなることがあります。

初めて使うなら、小さじ1杯くらいから様子を見るのがおすすめです。合わないと感じたら、無理に続ける必要はありません。

持病がある人は医師に相談する

脂質の摂り方は、健康状態によって注意点が変わります。

脂質異常症、肝臓・腎臓の不安、消化器系のトラブルがある人は、自己判断で脂質やサプリを増やしすぎないようにしてください。

筋トレ向けの食事改善は大事ですが、体調を無視してまでやるものではありません。

ちっぺい
ちっぺい

「体に良い」と聞くと、つい多めに取りたくなるんですよね。でも脂質は、少しの量でもカロリーがあります。自分もナッツは袋のまま食べると危険なので、小皿に出すようにしています。地味ですが、こういう工夫が一番効きます。


まとめ|筋トレ中の脂質は「減らす」より「組み合わせる」が正解

筋トレ中の脂質は、ただ減らせばいいわけではありません。

もちろん、脂質はカロリーが高いので、摂りすぎには注意が必要です。ですが、怖がって削りすぎると、食事の満足感が落ちたり、体づくりに必要な材料が不足したりすることもあります。

大事なのは、脂質を敵にすることではなく、役割ごとに組み合わせることです。

今回の内容をまとめると、こんな感じです。

  • オリーブオイルは、筋肉に栄養を届ける土台を支える脂質
  • オメガ3は、筋肉を作る反応やコンディションを支える脂質
  • 動物性脂質は、ホルモンバランスや食事の満足感を支える脂質
  • MCTオイルは、必要な人が朝や減量中の補助として使う脂質
  • 良い油でも摂りすぎればカロリーオーバーになる

脂質は1種類だけを正解にしなくてOKです。

魚を食べる日を作る。調理油をオリーブオイルや米油に寄せる。たまには皮付きの鶏もも肉や豚バラ肉も楽しむ。ナッツやMCTオイルは量を決めて使う。

このくらいの現実的なバランスで十分です。

数か月後の体づくりに差が出るのは、完璧な食事を1日だけやることではありません。無理なく続けられる食事設計を、少しずつ積み上げることです。

今日できる最初の一歩:

今日の調理油を、まず1回だけオリーブオイルに替えてみてください。それだけでOKです。

ちっぺい
ちっぺい

脂質って、減らすか増やすかで考えると難しいですが、「役割で使い分ける」と一気に分かりやすくなります。魚、オリーブオイル、卵や肉の脂。全部を完璧に管理しなくても、1週間で見て偏りすぎなければOK。このくらいのゆるさが続けやすいと思います。


次に読むならこちら


参考文献・参考資料

※ 学術論文のため英語表記のまま掲載しています。

論文・資料URL
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Calder PC. (2015). “Marine omega-3 fatty acids and inflammatory processes: Effects, mechanisms and clinical relevance.” <em>Biochim Biophys Acta.</em>pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25149823/
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Effect of olive oil and vitamin E in the level of glutathione, lipid peroxides and a number of biochemical criteria of the athletes(2024)researchgate.net/publication/379236555
Hamalainen EK, et al. (1984). “Decrease of serum total and free testosterone during a low-fat high-fibre diet.” <em>J Steroid Biochem.</em>https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/6298507/
Cordain L, et al. (2002). “The paradoxical nature of hunter-gatherer diets: meat-based, yet non-atherogenic.” <em>Eur J Clin Nutr.</em>https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11965522/

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